神棚(かみだな)
神棚とは、家や事務所などにおいて神道の神をまつるための棚。
神棚には3種類ある。一般的にみられるのは小型の神社を摸した宮形(みやがた)の中に伊勢神宮や氏神、信仰する神の神札(お札)を入れるもので、札宮(ふだみや)といい、狭義にはこれを神棚という。神職の家など神式で葬儀を行う家には、仏教の仏壇に相当する先祖の霊をまつるための神棚があり、これは御霊舎(みたまや)という。
他に、神札よりも神の依り代わりとしての意味合いが強い「御神体」をまつる神棚もあるようだ。その場合は、神棚ではなく、「御神体」を授与した神社の分社とみなすほうが自然だ、とする考えもある。